過活動膀胱治療薬ベオーバ 禁忌や併用注意少なく 使いやすさが採用増に一役
新薬採用率46.2%(第4位)
公開日時 2019/09/30 00:00
採用率4位には18年11月発売の過活動膀胱(OAB)治療薬ベオーバが入った。膀胱平滑筋を弛緩させることで尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁などのOAB症状を改善するβ3アドレナリン受容体作動薬の新薬だ。ファーストインクラス薬は11年発売のベタニスで、ベオーバは2番手となる。調査では特に安全性面が評価され、採用が伸びた。患者QOLを著しく低下させるOABの疾患特性も相まって、新たな治療選択肢として存在感をみせている。(神尾裕)採用48病院の採用の決め手(複数回答可)をみると、「医師からの要望」が88%(42病院/48病院)、「既存薬より副作用が少ない」が40%(19病院/48病院)――などとなった。ベオーバを含む多くの製品で「医師からの要望」が採用の決め手として大きなウェートを占めるなか...