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大鵬薬品 NK1受容体拮抗型制吐剤・ホスネツピタントを国内申請

公開日時 2021/03/24 04:49
大鵬薬品は3月23日、NK1(ニューロキン1)受容体拮抗型制吐剤のホスネツピタント塩化物塩酸塩(開発コード:Pro-NETU)について、厚生労働省に抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に関する製造販売承認申請したと発表した。

ホスネツピタントは、抗悪性腫瘍剤投与後の悪心・嘔吐の予防を目的に開発されたNK1受容体拮抗型制吐剤で、活性本体であるネツピタントのリン酸化プロドラッグ製剤(注射剤)。

抗悪性腫瘍剤投与後の悪心・嘔吐を予防することは、臨床上重要と 考えられており、大鵬薬品は2011年4月に締結したスイスのヘルシン・ヘルスケアS.A.とのライセンス契約に基づき、国内でのホスネツピタントの臨床開発・販売権を取得して臨床試験を進めてきた。

今回の申請は、高度催吐性抗悪性腫瘍剤の投与患者を対象に、ホスネツピタントと既存のNK1受容体拮抗型制吐剤ホスアプレピタントの有効性および安全性を比較した第3相臨床試験の結果に基づいている。

同臨床試験では、5-HT3(セロトニン伝達物質)受容体拮抗型制吐剤パロノセトロンおよびステロイド剤デキサメタゾン併用下で、ホスネツピタントまたはスアプレピタントが抗悪性腫瘍剤の投与前に単回点滴静脈内投与された。同臨床試験結果の詳細は、今後開催される学術集会で発表予定としている。

大鵬薬品は、主力となるがん領域の中でがんサポーティブケアにも注力している。2004年1月からのヘルシン・ヘルスケアS.A.とのライセンス契約に基づき、2010年4月から日本国内で5-HT3受容体拮抗型制吐剤「アロキシ」(一般名:パロノセトロン塩酸塩)を販売している。 がんのトータルケアの観点から患者のQOL向上に貢献できる新たな1剤として、ホスネツピタントを早期に提供できるよう、承認取得に向けて取り組む方針にある。
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