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武田薬品 コロナワクチン・スパイクバックス筋注の製造販売承認をモデルナ・ジャパンに承継 流通は継続

公開日時 2022/06/01 04:49
武田薬品は5月31日、新型コロナウイルス感染症ワクチン「スパイクバックス筋注」の製造販売承認を8月1日付でモデルナ・ジャパンに承継すると発表した。同日付で武田薬品が当該ワクチンの流通を継続する基本合意書をモデルナ・ジャパンと締結したことに伴うもの。承継後はモデルナ・ジャパンがスパイクバックスの輸入、薬事、開発、品質保証、情報提供活動が行い、武田薬品は温度管理等が必要なワクチンの流通を引き続き担うことになる。

スパイクバックス筋注をめぐっては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を食い止める目的で、2020年10月に日本政府、武田薬品、米モデルナ社との3者契約が締結。21年5月の特例承認を経て、武田薬品が国内におけるワクチンの輸送、保管、配送などの流通体制を構築し、卸協力のもと国内の医療機関やワクチン接種会場への供給を行ってきた。その後、米モデルナ社の日本法人としてモデルナ・ジャパンが21年に設立。同年12月には鈴木蘭美社長が就任するなど国内の事業体制が整ってきたこともあり、両社間でスパイクバックス筋注の製造販売承認の承継に関する話し合いも進められていた。

正式な承継は8月1日付。この間に承継に伴う業務を滞りなく両者間で進めるとしている。一方で、スパイクバックス筋注は、保管温度がマイナス20度±5度と厳格な管理が求められるなど、温度管理と適切な輸送を実現するためのワクチンのコールドチェーン流通網が必要なことから、流通面について武田薬品が引き続き行うための基本合意書を締結した。

米モデルナ社のStéphane Bancel CEOは、「この大切な段階を経て日本での製造販売体制を強化しつつ、武田薬品との良いパートナーシップを続けていくことを期待する」と強調した。武田薬品のGary Dubinグローバルワクチンユニットプレジデントは、「製造販売承認の承継後も、当面の間は流通支援を継続し、供給の継続性を確保していく」とコメントした。


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