医療AI企業medimo 同社のAI診療録作成支援サービスを聖マリ医大病院が採用 医師200人規模で活用へ
公開日時 2026/06/12 04:50
医療AIスタートアップ企業のmedimoは6月10日、同社が開発したAIによる診療録作成支援サービス「medimo」(メディモ)を聖マリアンナ医科大学病院が採用したと発表した。同サービスは診療中の医師と患者の会話を音声認識で文字に起こし、生成AIを用いて診療録の下書きや要約文の作成に活用するというもの。最大200人規模の医師がメディモを活用できる。まず消化器内科で運用状況を検証し、診療記録作成時間の短縮や記載内容の質、医師の業務負担軽減などを確認する方針で、その結果を踏まえて各診療科への拡大を図る。
AIによる診療録作成支援サービス「medimo」は、医師と患者の会話を音声認識で文字化し、生成AIを用いて診療録の下書きや要約文を作成するサービス。外来診療におけるSOAP形式のカルテ原稿作成、インフォームド・コンセント記録、診療内容の要約など、医療現場の文書作成業務を支援する。
今回採用が決まった聖マリ医大病院では、院内専用スマートフォンを用いて「medimo」を使用する。作成された要約文は、専用中継機能「SmartPaste」を介して電子カルテへ送信することも可能。運用にあたっては、聖マリ病院の院内ルールに則り、個人情報保護および情報セキュリティに配慮した形で活用される。期待される効果としては、①診療後のカルテ入力や説明記録作成に要する時間の軽減、②患者への説明内容や同意取得に至る経緯の記録精度向上、③診療内容の要約・確認による記載漏れ防止への寄与、④診療記録の振り返りを通じた、外来診療プロセスの改善への活用-など。
まずは消化器内科での運用状況を検証し、その結果を踏まえ、各診療科の業務特性に応じた活用方法を検討する。将来的にはリハビリテーション、放射線、救急診療など多職種・多領域での活用などに拡大させたい考えだ。