2010/11/16
ファクターXa阻害剤・リバロキサバンは、ワルファリンに比べ、高リスク心房細動患者において脳卒中の発生を有意に21%抑制することが分かった。これにより、リバロキサバンのワルファリンに対する非劣性が証明された。一方、大出血のリスクは2剤に有意差がみられないことも分かった。同剤の臨床第3相試験「ROCKET AF(Stroke Prevention Using the Oral Direct Factor Xa Inhihbitor Rivaroxaban Compared With Walfarin in Patients with Nonvalvular Atrial Fibrillation)」の結果から明らかになった。米国イリノイ州シカゴで開催されている米国心臓協会(AHA)の2010年学術集会の「Late Braking Clinical Trials セッションII」で、Duke大学のKenneth W. Mahaffey氏が11月15日、発表した。