日本看護協会が全国の会員を対象に実施した「新卒看護職員の早期離職等実態
調査」によると、新人看護師の悩み（複数回答）は、「専門的な知識・技術の
不足」が76.9％で最も多いが、「医療事故を起こさないか不安」が69.4％で２
番目に多かった。また、「ヒヤリ・ハット（インシデント）レポートを書い
た」も58.6％で４番目に多く、医療安全への不安が深刻なことが分かった。２
月24日のプレス懇談会で発表した。

もっと受けたかった教育、研修をたずねたところ、「薬に関する基礎知識」が
65.3％で最も多く、２番目の「配属先に必要とされる技術など」（57.1％）や
３番目の「注射など医行為の実技指導」（49.7％）を凌いだ。調査は、「１年
以内8.5％」とされる入職後の利殖率の実態を探る目的。04年度採用の新規学
卒看護師1002人を対象に、11～12月に実施。有効回収は741件（74％）。