IMS 06年の全世界医療用医薬品市場規模は7%増の6430億ドル
公開日時 2007/03/22 23:00
米IMSヘルスは3月20日、06年の全世界の医療用医薬品売上が前年比7.0%増の
6430億ドルだったと発表した。最大の米国市場の成長率が8.3%に回復したこ
とや、がん治療薬の市場規模が20.5%伸長したのが要因。
領域別では高脂血症治療薬がトップで7.5%増の352億ドル。主要市場でシンバ
スタチンやプラバスタチンの特許が切れたものの、クレストールやバイトリン
が大きく売上を伸ばした。がん治療薬が20.5%増の346億ドル、呼吸器疾患治
療薬が10%増の246億ドルと続く。また、自己免疫疾患治療薬の伸長(20%増
の106億ドルで12位)が目立った。
地域別では北米(米国、カナダ)が8.3%増(05年伸び率5.4%)の2901億ドル、
欧州主要5国(仏、独、伊、西、英)が4.4%増(4.8%)の1232億ドル、ラテ
ンアメリカが12.7%増の336億ドル、アジア太平洋(日本除く)およびアフリ
カが10.5%増の660億ドル。
日本は0.4%減の640億ドル、中国は12.3%増(20.5%)の134億ドル、インド
が17.5%増の73億ドルとなった。