【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

PhRMA調査 新薬の14日処方制限 医師の9割が廃止・緩和望む

公開日時 2010/02/26 04:01

米国研究製薬工業協会(PhRMA)は2月25日、新薬の発売後1年間の14日処方制限ルールについて、医師の約9割が見直しを求めているとする調査結果を発表した。理由には、新薬を処方しづらい、患者や家族の身体的な負担が増える、再診療で患者の医療費負担が増える――などが挙がった。PhRMAは、「今回の調査から、新薬処方制限の緩和・見直しの必要性を感じていることが明らかになった」と結論づけている。

調査は2009年11月に全国の病院・診療所勤務の医師490人を対象に、インターネットで実施した。14日処方制限ルールは「現行のままで良い」との回答が12%にとどまり、同ルールの廃止や緩和を望む声が88%となった。具体的には、「14日処方を緩和し、30日処方を上限とする」や「14日処方を原則廃止し、リスクの高い疾患や薬剤に対して個別に処方制限を課す」を支持する意見が多かった。

同ルールで1度でも困った経験を持つ医師は「まれにある」を含めて79%。同ルールが慢性疾患患者に及ぼす影響を聞いたところ、「通院頻度が増えるので患者や家族の負担が増える」(92%)、「患者の医療費負担(再診療)が増加する」(83%)などが多かった。更に、新薬の採用にあたって同ルールが「非常に影響がある」が23%、「影響がある」が26%、「多少は影響がある」が24%、「影響はない」が15%、「全く影響はない」が12%――で、7割強の医師が新薬採用に影響ありと回答した。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(0)

1 2 3 4 5
悪い   良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー