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塩野義製薬 戦略8品目が業績牽引

公開日時 2010/11/02 04:02

塩野義製薬の11年3月期(10年度)第2四半期連結業績は、国内最重点品目の高脂血症治療薬「クレストール」、ARB「イルベタン」、抗うつ剤「サインバルタ」の戦略3品目の売り上げが前年同期比40.2%増となり、増収・営業増益となった。ただ米国事業で特別損失64億6800万円を計上したため、純利益ベースでは減益となった。

このほか国内医療用医薬品事業では、クレストールなど3品目のほか、がん疼痛治療薬「オキシコンチン」、カルバペネム系抗生物質製剤「フィニバックス」、外用尋常用ざ瘡治療剤「ディフェリン」、特発性肺線維症治療薬「ピレスパ」、抗インフルエンザ薬「ラピアクタ」を含めた戦略8品目でも計33.6%増となり、業績を牽引。4月の薬価改定で平均6.1%の引き下げを受け、市場縮小の影響も受けた抗生物質などの減収分を吸収し、増収を達成した。

戦略8品目のうち6品目で通期売上予測は下方修正した。同社広報部は、「(当初は)高いハードルを設定していたため」と理由を説明している。最重点品目の戦略3製品をみると、従来予測を引き下げたのは、クレストール292億円(従来予測比=以下同、8億円減)、イルベタン78億円(5億円減)。一方、4月に発売したサインバルタ26億円(8億円増)は、従来予測を引き上げた。また、ラピアクタについては、インフルエンザの流行が前年ほどではないと判断し、当初予測数値を12億円引き下げて18億円に修正した。

【連結中間業績(前年同期比)10年度通期予想(前年同期比)】
売上高1433億6600万円(8.1%増)2830億円(1.6%増)
営業利益192億2800万円(7.8%増)540億円(3.0%増)
経常利益176億9600万円(7.9%増)515億円(1.9%増)
純利益68億6200万円(40.8%減)300億円(22.3%減)

【10年度第2四半期期売上高(09年度第2四半期実績)10年度通期予想、億円】
クレストール137(115)292
イルベタン33(12)78
サインバルタ9(-)26
オキシコンチン48(42)98
フィニバックス18(18)40
ディフェリン15(10)30
ピレスパ13(6)30
ラピアクタ0(-)18
フロモックス101(113)201
リンデロン等外用50(51)91
フルマリン39(47)69
クラリチン31(34)82
塩酸バンコマイシン26(34)43
イムネース16(26)32
アベロックス2(5)2

【ロイヤリティー収入】
クレストール328(225)635

 

 

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