医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、医師の日々の昼食に関する調査結果をまとめた。「病院内の食堂にて（職員食堂など）」が31％と最も多く、「家から持参」が27％、「病院内の売店の弁当など」が13％、「出入り業者の弁当など」が８％などと続いた。ただ、昼食をとると回答した医師のコメントの中には、カロリーメイトやカップ麺などお腹を満たす非常食で済ませているとの内容も少なくなかった。「院外で外食」が４％いる一方、「昼食はいつも取れない」は５％いて、「忙しくて昼食＝夕食ですよ」（40代、一般内科等）や「外科医で昼食はいつとれるかわからない生活。いつからか昼食をとらない生活となった」（50代、呼吸器外科）などのコメントが見られた。MedPeerの会員医師は約３万4000人。

調査は１月12日～25日に実施した。有効回答数は2764件。同調査は、会員医師が他の会員医師に日常診療の素朴な疑問を聞くもので、今回は「忙しい診療の合間、昼休みも十分とれないこともあるかと思うが、昼食はいつもどうしているか」との質問だった。

「病院内の食堂にて」との回答医師からは、「栄養バランスも価格も適切で便利」（40代、一般内科、老年内科等）といった内容が多く見られた。特に廉価とのコメントが散見され、「無料で食べられる」（50代、一般内科、麻酔科）との書き込みもあった。「家から持参」との回答医師からは、「食堂に行く時間がない」（40代、消化器外科等）、「診療の合間に食べられるよう、毎日おにぎり」（40代、整形外科・スポーツ医学）、「薄給にとっては弁当代節約になり、忙しい時間の節約にもなる」（60代、神経内科）、「カロリーコントロール」（40代、麻酔科）――といった内容が多かった。「病院内の売店の弁当など」「出入り業者の弁当など」でも院内に食堂がない、時間がない（自分の都合で食べられる）といったコメントが多く見られた。

また、「その他」との回答医師は12％いて、病院の隣にある自宅や院内の官舎で昼食をとっているとのコメントもあったが、一方で、「カロリーメイトとお茶のみ。これは弁当といえるのか」（30代、整形外科・スポーツ医学）や「時間がないのでカップ麺。ちなみに代謝内分泌内科の部長です」（40代、一般内科等）、「多忙で昼食をとれないことも多く、その際にはいつも用意してあるバナナ、パン、菓子などを急いで食べる」（50代、脳神経外科）――といったコメントが寄せられた。