PhRMA DPP-4阻害薬の発明者2名がDiscoverers Awardを受賞
公開日時 2011/04/19 04:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は、画期的新薬の発明・発見に貢献した科学者に授与するDiscoverers Award(発明者賞)の2011年受賞者に、世界初のDPP-4阻害薬Januvia(シタグリプチン)を創製した米メルクの2人の女性研究者、Nancy A・Thornberry氏とAnn E・Weber博士に授与された。受賞式は4月14日、ニュージャージー州ジャージーシティのLiberty Science Centerで開催された。
Thornberry氏は、メルクのResearch Laboratories(ニュージャージー州ラーウェイ)で糖尿病および内分泌部門での研究チーフを務め、Weber博士も同LaboratoriesでDiscovery Chemistryのチーフを務めており、同ラボラトリーズで両氏がJanuviaを創製した。
メルクのKenneth C・Frazier社長兼CEOは、「Januviaに取り組んだメルクの研究者がこの権威ある賞で評価されたことは光栄だ」と話した。
PhRMAのJohn J・Castellani理事長兼CEOは、「彼女らの業績はJanuvia単独ばかりでなく、患者に貢献するという我々業界における科学研究者の技術・ビジョン・努力を代表したもの」と称賛した。
Discoverer Awardは創設以来24年になるが、女性2人のみの受賞は今回が初めて。