ファイザーと大日本住友製薬は２月20日、Ca拮抗剤アムロジピンに小児の用法・用量を追加する公知申請を行ったと、それぞれ発表した。小児適応は、厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での検討結果を受け、開発要請されていた。

小児への使用による有効性・安全性は、広く知られていることから、１月の薬食審の第一部会で公知申請することを了承され、今回の申請に至った。申請されたのは、ファイザーはノルバスク、大日本住友製薬はアムロジンで、それぞれ普通錠とOD錠の2.5mgと５mg。すでに特例により保険適用されている。

両社の発表によると、小学生高学年から中学生の0.1～１％、高校生の約３％に高血圧の症状がみられると報告されている。