バイオシミラーの時代に照準
公開日時 2012/12/25 00:00
バイオ薬も特許切れ続々世界売上50億ドル超の製品も近年、バイオ医薬品の研究開発が活発になってきている。世界の新薬市場において、低分子医薬品の売上比率は下がる一方、バイオ医薬品は増加の一途を辿っている。その中でバイオ医薬品の先陣を切ったいくつかは、特許期間の満了を迎え始める。2015年前後に特許切れになる製品としては世界で50億ドル以上も売り上げる関節リウマチ薬レミケードや抗がん剤のハーセプチンなど大型品がある。それら先発のバイオ医薬品と同じ成分を用いた製品「バイオシミラー」(バイオ後続品)が一大市場を形成する時代が到来するのである。バイオシミラーは後発品のようなものではあるのだが、低分子医薬品の後発品は同一成分、同一の有効性・安全性を確保しているといわれるのに対し、バイオ製品は製造方法や環境...