PhRMA 新会長にセルジーンのHugin氏を選出
公開日時 2013/04/23 05:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は4月12日の総会で、会長にセルジーンのRobert J Hugin会長兼CEO(最高経営責任者)を選出したと発表した。
同総会では、ファイザーのIan C Read社長兼CEOを次期会長に、メルクのKenneth C Frazier社長兼CEOを財務担当役員に選出した。Hugin氏は、John C Lechleiter会長(イーライリリー会長、社長兼CEO)の後任となる。
PhRMAのJohn J Castellani理事長兼CEOは、「Lechleiter氏のLechleiter氏の昨年1年の弛まぬ努力は、米国の政策環境がメディカルイノベーションにおける米国のリーダーシップを脅かしているこの時期にバイオファーマ部門を活性化させることに役立ってきた」とLechileiter氏の実績を評価したうえで、「Hugin氏は、医薬品を尊重し、イノベーションを促進し、我々の業界が創出し支援する米国の数百万の雇用の強固な基盤を提供する患者中心の政策の重要性を強調し続けていくと信じている」と期待感を示した。
Hugin氏は、1999年に上級副社長兼CFO(最高財務責任者)としてセルジーンに入社、2006年から社長権COO(最高業務責任者)を務め、2010年6月にCEOに就任した。2011年6月には会長に就任、CEOと兼任となった。
同氏は、「患者の延命を図る薬剤へのアクセスを確保するメディカルイノベーションの進歩を促す政策を提唱するために、PhRMAの幹部およびスタッフ、会員企業と一緒に活動していきたい」と述べたうえで、「我々の行動を通して、我々は、持続的なイノベーションが、長期的観点から医療費抑制と経済成長に対する解決策の一環であるということを確実なものにしなければならない」と決意を示した。