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自己負担で医賠責に加入 勤務医の7割以上 「訴訟が不安」「勤務先が守ってくれなさそう」

公開日時 2013/07/30 05:01

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営するケアネットはこのほど、勤務医1000人を対象に医師賠償責任保険に関する意識調査を実施し、7割以上の医師が自己負担で医賠責に加入していることがわかった。若年世代、そして病床数が多い施設ほど加入率が高かった。加入している理由を聞くと、「病院ではなく自分自身が訴訟の対象になるのが不安だから」「いざとなったら勤務先が守ってくれるとは思えない」との回答が多かった。

医療訴訟の損害賠償に備えて、一般的には施設側が病院賠償責任保険に加入している。しかし、患者サイドから訴訟対象とされる行為の多様化、担当医も病院と連名で告訴されるケースが増加している。このため同社は医師個人加入の医賠責の現状を調べた。

調査はCare.Net.com会員医師を対象に7月12日に実施した。方法はインターネットリサーチ。有効回答数は1000サンプル。回答医師の年代は20・30代が22.5%、40代が38.7%、50代が30.2%、60代以上が8.6%――。所属施設は大学病院が16.0%、500床以上の一般病院が17.2%、100~499床の一般病院が56.7%、20~99床の一般病院が9.0%、その他1.1%――。

◎大学病院勤務医では加入率9割以上

医賠責の加入(保険料自己負担のもの)の有無を聞いたところ、73.4%が「加入している」と回答した。年代別では30代以下80.0%、40代77.3%、50代69.9%、60代以上51.2%、と、若年層ほど加入率が高い。所属施設別では20~99床の施設で54.4%、100~499床で71.3%、500床以上で76.2%、大学病院では91.3%と施設規模に比例して高い加入率を示した。

医賠責に加入している734人にその理由を選択式(複数回答可)で聞くと、「(病院でなく)自分自身が訴訟の対象になるのが不安」が72.1%と最も多く、「いざとなったら勤務先が守ってくれるとは思えない」「アルバイトを含めて複数施設で勤務しているため」がそれぞれ50.1%と続いた。

一方、医賠責に加入していない医師266人にその理由を聞くと、「病院が加入する保険で足りていると思う」が77.1%と最も多く、「侵襲的な診療行為をしていない」9.0%、「自分の専門科は訴訟リスクが高くない」4.9%を大きく引き離した。医賠責非加入の医師の中で「自身が訴訟に巻き込まれる可能性は低いから」との考えは少数派といえ、同社は、「回答者全体の9割以上がある程度の訴訟リスクを想定している」と分析している。

なお、同社によると、診療科に関係なく、「患者側に不幸な転機をすべて医療ミスにしたがる風潮がある」「高度な医療をする医師がいなくなるのでは」といった意見が多く見られたという。

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