MR営業日報を音声入力で作成支援 アドバンスト・メディアが実用化
公開日時 2013/11/29 03:50
音声認識技術によるソリューションを提供するアドバンスト・メディアは11月28日、MRの営業日報を声で作成支援するシステムを実用化したと発表した。iPadでの営業日報作成支援のため、アッヴィ合同会社が採用、医薬品メーカーでは初めてという。
これは同社の「音声認識ブラウザ」の提供により実現するもの。発表によると、アッヴィ合同会社は、営業活動にクラウドCRMソリューションのVeeva Systemsの「Veeva CRM」をiPadにて使用している。スマートフォン・タブレットでの文字入力はモバイルPCに比べるとキーボードの操作性が劣るため、日報作成のスピードと情報密度の低下が大きな課題となっていたという。そこで音声認識と「Veeva CRM」を連携させることで、作成の効率化を図る。
音声であれば時間をおかず即座に入力でき、現場での気付きやこれまであえて文章に置き換えて入力しなかったような情報も、手軽に入力できることから、報告内容の質と量の向上にもつながることが期待されるという。
尋常性乾癬、アダリムマブといった専門用語に対応するため、過去1年間に蓄積された報告文書を解析し、新たに辞書をカスタマイズし、音声を文字に変換できるようにした。