【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

GE専業大手 医師カバー率6.3%にとどまる 薬剤師中心を反映か SSRI・エムスリー共同分析

公開日時 2014/07/25 03:50

マーケティングリサーチサービスを展開する社会情報サービス(通称SSRI)とエムスリーはこのほど、後発医薬品専業大手5社の医師訪問状況を分析したところ、5社合計での医師カバー率が6.3%にとどまることがわかった。両社はこの結果の背景について、▽GE専業大手は医師ではなく病院薬剤部や薬局への訪問ウェイトが高い▽新薬メーカーに比べて採用活動が中心で、処方促進のための訪問が少ない――ためとみている。

エムスリーの医師会員約2万人を対象に422疾患について診療患者数などを調査する「PatientsMap 2013」のデータを基に、GE専業大手の医師訪問状況を分析した。分析対象は日医工、沢井製薬、東和薬品、テバ製薬、マイラン製薬――の内資系3社、外資系2社。なお、PatientsMap 2013の調査実施時期は13年6月下旬~9月上旬。協力医師数は2万595人。

医師に直近1か月のMRの訪問状況を聞いて訪問率を算出したところ、沢井3.8%、東和3.0%、日医工2.3%、テバ1.9%、マイラン0.9%――だった。MR数が東和と同規模の旭化成ファーマの訪問率は18.4%、同様に沢井とMR数が同規模のマルホは9.0%となっており、GE専業企業の訪問率が新薬企業に比べて低いことがわかる。

なお、GE専業大手5社について都道府県別のカバー率第1位を見たところ、沢井が30都道府県で第1位だった。次いで、東和10府県、日医工8県となる。SSRIとエムスリーは、「GE企業の医師への訪問目的が新薬企業と異なることからこれらを直接的に比較することは大きな意味を持たない。ただ、今後GE各社の動きをつかんでおくことは新薬特許切れ後のスイッチ状況を見ていくための指標となるかもしれない」とコメントしている。

以下の関連ファイルで都道府県別の医師カバー率トップメーカーの図をダウンロードできます(無料公開)。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(1)

1 2 3 4 5
悪い   良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー