旭化成ファーマ デュピュイトラン拘縮治療薬を承認申請 手術以外の治療に道
公開日時 2014/08/04 03:50
旭化成ファーマは7月31日、手のひらの組織の異常で手指の関節が次第に伸ばせなくなるデュピュイトラン拘縮の治療薬としてザイヤフレックス(=海外名、クロストリジウムヒストリチクス菌由来のコラゲナーゼ、注射剤)を承認申請したと発表した。手術以外に治療法がないといい、承認されれば、日本での薬物治療に道を開くことになる。
デュピュイトラン拘縮は、手のひら内部の腱膜と呼ばれる線維組織が肥厚し、病態の進行とともに手指の屈曲拘縮が生じる。北欧系の白人に多い疾患ですが、発症機序については不明な点が多いという。
同剤は米国Auxilium社(オキシリウム社 本社:米国ペンシルバニア州チェスターブルック、CEO:エイドリアン アダムズ)が開発したコラゲナーゼ製剤で、旭化成ファーマが2011年3月に日本における独占的開発・製造・販売権を取得して、国内で開発を進めてきた。