武田とGEヘルスケア 肝疾患治療薬と診断技術の開発でアライアンス契約
公開日時 2014/11/13 03:50
GEヘルスケア(本社:英国)と武田薬品は11月11日、武田の肝疾患に関する研究・開発においてGEが肝線維化の診断技術を提供するアライアンス契約を締結したと発表した。この契約により、武田は治療薬の早期開発を、GEは新たな肝疾患診断技術の開発を目指す。契約額など詳細は非開示としている。
現在、肝線維化の診断では一般的に肝臓の一部を採取する肝生検が行われているが、侵襲を伴う検査であるため、非侵襲的な診断方法の開発が期待されていた。GEは肝臓組織の硬化度を非侵襲的に鑑別できるMRIを開発し、2012年8月に国内初となるMRエラストグラフィ技術 「MR Touch」を発売している。
武田は「消化器系疾患」を4つの重点開発領域の1つに位置づけているが、今回の契約に該当する具体的なパイプラインは公表していない。