抗インフルエンザ薬イナビル 処方医の過半数が第一選択に位置付け
公開日時 2015/01/31 00:00
内科医で高評価、小児科医は慎重意見も少なくなく吸入失敗を懸念して2010年10月のイナビル(一般名・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物、第一三共)の上市により、抗インフルエンザ薬領域は、タミフル、リレンザも含むノイラミニダーゼ阻害薬の3製品がしのぎを削っている。その中でカプセル剤かドライシロップのタミフル、吸入薬のリレンザがいずれも5日間服用に対して、イナビルは単回吸入で治療が完結する簡便さが評価され、市場に急速に浸透している。そこで、医療情報専門サイトを運営するケアネットに登録している医師会員のうち、イナビルの処方経験がある内科医か小児科医を対象に意識調査を実施し、イナビルの臨床現場での評価を見てみる。今後イナビルの処方を増やすかについては、「そう思う」24%、「まあそう思う」39%――...