IMSジャパンは10月15日、映像配信ソリューションの専門企業メディアサイトとWeb講演会領域で業務提携したと発表した。具体的には製薬企業向けに、①Web講演会の制作・実施、②ＭＲ向けシステム（SFA/CRM）との連携、③ｅ-Promotion分析―に関する新規サービスを開発し、提供する。ＩＭＳジャパンがこれまで培った営業・マーケティングのノウハウと、メディアサイトの統合映像プラットフォームのシナジー効果により、製薬企業のWeb講演会領域における新規サービスの開発に努める方針。

新薬の早期市場浸透を図るためのプロモーション戦略の一つとして、近年はWeb講演会が注目され、実施回数も年々増加している。ＩＭＳジャパンとメディアサイトは両社の持つ強みを活かし、Web講演会領域での新たなサービスの開発に着手する。

具体的には、メディアサイトの強みを活かし、イベントスタッフが配信会場の手配からWeb講演会の運営、視聴アクセスログの提出までワンストップのサービスを提供する。

その上でWeb講演会の情報をＩＭＳジャパンのＭＲ向けシステム（SFA/CRM）と連携させることにより、医師の視聴情報、アンケート結果をＭＲがタイムリーに把握し、適切なディテーリングに役立てる。

さらにマーケティングの視点からは、Web講演会の視聴ログとＩＭＳの各種市場データを組みあわせて分析することで、ｅ-Promotionの効果測定や、最適なチャネル戦略の効果測定や、チャネル戦略の策定を支援することも可能となる。

今回の業務提携にあたり両社は、「シナジー効果により、医療・製薬業界に更に高い付加価値を提供すべく、メディアサイト製品の機能拡張を含めた新規サービスの開発を進めたい」とコメントしている。