今日もどこかで余っている 『残薬』のゲンバ
公開日時 2016/04/22 05:00
元MR×いま薬剤師×薬局経営者からのメッセージいちえ薬局管理薬剤師(滋賀県・近江八幡市)加納裕介今回は薬剤師にとって非常に重要なミッションである「残薬」をテーマに、残薬発生のメカニズムを深掘りし、解決に向けての糸口を患者・医療者・MRの3つの視点に分けて探っていきたいと思います。残薬ってそんなにあるのでしょうか?年間500億円。これは1年間に発生する残薬の金額といわれています。膨大な薬が家庭に眠っていることを、にわかに信じられない人も多いことでしょう。私も薬剤師として働き始めた当初は、あまり実感がありませんでした。しかし次第に地域の患者とコミュニケーションがとれるようになってくると、このような相談を受けはじめたのです。「実は家に飲めてない薬が余っている」そこで残薬の数量を確認して医師と処方調...