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クリントン氏とトランプ氏 「政策オタク」と「ブラックボックス」の競争:米専門誌

公開日時 2016/06/17 03:50

米大統領選候補者選びは、民主党Hillary Clinton氏と共和党Donald Trump氏に絞り込まれた格好だが、現在までに明らかになっている両氏の医療政策をみると、Clinton氏に分がありそうだ。米医療政策・議会情報誌「STAT」6月13日付が両氏の特にアルツハイマー病に対する考えなどを比較、医療政策の特徴を浮き彫りにした。

Clinton氏は、2015年12月にアルツハイマー病研究には、2025年までには治療法を発見するために連邦政府の予算を毎年20億ドル投入したいとの考えを披歴した。一方、Trump氏も2015年夏に集会で質問に答え、アルツハイマー病研究に取り組むと述べ、2月のニューハンプシャ―州予備選でも、最優先事項だと指摘したが、具体的言及やその後のフォローアップもなかった。

Obama政権のバイオメディカル研究への重要な投資は、保健と医療には長いこと、功罪入り混じった生真面目な実績を積んだ候補か、その見解は、ほぼ全くミステリーと言える候補のどちらかにゆだねられる。

米国の研究機関の連合体である非営利法人Research!AmericaのMary Wooley会長は、「Clinton氏は、本当に何が起きているかを知っているし、医療やヘルスケアについては『政策オタク』だ。しかし、Trump氏は、医学研究については誰かに質問されない限り自ら発言しないので、彼に聞かない限り何をするのか分からない」と話し、そういう意味でTrump氏をブラックボックスだと呼んだ。

Obama大統領は、現在までに3つの大規模な医学研究プロジェクトを発足させた。個別化医療の推進を目指したPrecision Medicine Initiative、脳の遺伝子を解読するBRAIN Initiative、およびJoe Biden副大統領が提唱した、がん撲滅計画Moonshot Initiativeである。これらプロジェクトは重要な時期に差しかかっており、その成否は次期大統領と議会の支持次第となっている。

Clinton氏は、これらプロジェクトを続けるかどうか特定していないが、医学専門家らは、Clinton氏が、Obama大統領の研究に対する熱意を共有していることにほとんど疑いはないと見ている。

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