第一三共 抗凝固薬エドキサバン 80歳以上の非弁膜症性心房細動で国内フェーズ3開始
公開日時 2016/08/30 03:50
第一三共はこのほど、抗凝固薬エドキサバン(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物)に、非弁膜症性心房細動における新規用法・用量の追加を目的とした国内フェーズ3を開始したと発表した。
既存の経口抗凝固薬の承認用法・用量での投与が困難と判断された80歳以上の非弁膜症性心房細動患者を対象に、15mg1日1回経口投与時の有効性(脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制)の検証、安全性の確認を目的とした試験(「ELDERCARE-AF」(edoxaban low-dose for elder care AF patients))
同剤は日本では「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」の適応で、2011年7月から販売。14年9月には「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」と「静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症)の治療及び再発抑制」の効能追加承認を取得している。