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国がん 国内未承認抗がん剤は50剤 32剤が月の薬剤費100万円超

公開日時 2016/09/26 03:52

国立がん研究センターは9月23日、欧米で承認されているものの、日本では未承認の抗がん剤がのべ50剤(44薬剤50適応)あると発表した。これは16年7月4日現在の情報を集計したもの。内訳は血液領域25剤、前立腺がんなど泌尿器科領域6剤、悪性黒色腫など皮膚科領域5剤、乳がん3剤、骨軟部腫瘍(肉腫)2剤、肺がん2剤――など。また、1か月あたりの薬剤費も試算したところ、薬剤費が判明している45剤中32剤が1か月あたり100万円以上となった。

国がんはこれまでに15年1月末現在、15年7月末現在で、国内未承認薬・適応外薬のリストを更新している。今回の最新16年7月版のリストは同センターのホームページ(http://www.ncc.go.jp/jp/about/senshiniryo/senshiniryo_01.html)で公開している。最新リストは国内未承認薬50剤と、適応外薬21剤で構成している。

■「オプジーボの価格はまだ安い方」


国内未承認薬の1か月あたりの薬剤費は、米国の承認用法・用量、平均卸売価格、実勢価格をもとに試算した。最新リストで1か月あたりの薬剤費が最も高いのは、L-アスパラギナーゼ過敏性の急性リンパ性白血病(FDA承認効能の日本語簡略訳)治療薬Oncaspar(米国製品名、一般名:pegasparagase(ペグアスパラガーゼ))の646万4000円。米国で06年7月、欧州で16年1月に承認済み。

次いで高いのはフィラデルフィア染色体陰性の再発再燃の前駆B細胞性急性リンパ性白血病(同)治療薬Blincyto(同、blinatumomab(ブリナツモマブ))の592万2000円。米国で14年12月、欧州で15年11月に承認済み。日本ではアステラス・アムジェン・バイオファーマが開発中という。

国がんは、「海外での価格がそのまま日本の価格になるわけではない」としているものの、「最近のがん領域の医薬品は高額であり、日本ではオプジーボが特に注目を集めているが、オプジーボの価格はまだ安い方であるということを認識しておく必要がある」と指摘している。

なお、オプジーボはリストでは適応外薬に分類され、例えば米国で15年11月、欧州で16年4月に承認された「血管新生阻害薬による治療歴を有する進行腎細胞がん」(FDA承認効能の日本語簡略訳)の1か月あたりの薬剤費は322万円と試算している。適応外薬の1か月あたりの薬剤費は日本の薬価をもとに試算した。

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