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武田薬品・日本オンコロジー事業部 血液がん、大腸がん領域で顧客満足度トップ3入り目指す

公開日時 2016/09/28 03:52

武田薬品の三好集・日本オンコロジー事業部長はこのほど、ミクスのインタビューに応じ、血液がんと大腸がんの2領域で医師から高く評価される組織を目指すと表明した。2015年4月に事業部を立ち上げて2年目だが、「(血液がん、大腸がん領域での)我々の活動などに関する満足度調査で、まずは2番手、3番手になりたい。“患者志向”に関する個別項目ではすぐにトップになりたい」と述べ、早い段階に顧客満足度でトップ3入りしたい考えを示した。事業部は現在200人体制で、その多くをMRが占めるが、再発・難治性の多発性骨髄腫に用いる経口プロテアソーム阻害薬イキサゾミブの17年中の承認取得・上市を見込み、若干増員するとしている。

有料会員(プレミア会員)限定で、こちらから、インタビュー記事全文をダウンロードできます。ミクス10月号(10月1日発売予定)にも掲載します。

がん領域の事業部制・ビジネスユニット制を導入する企業が相次ぐなか、武田薬品も日本オンコロジー事業部を立ち上げた。初代事業部長に就任した三好氏は、「がん領域では分子標的薬や免疫療法薬が登場し、一夜にして治療パラダイムが変わっている」と指摘し、「がん領域の変化スピードはとても速い。当社がこの変化にキャッチアップし、日本市場での戦略や組織を柔軟に変えられるよう事業部を立ち上げた」と話した。

取り扱い製品は結腸・直腸がん治療薬ベクティビックス、悪性リンパ腫治療薬アドセトリス、多発性骨髄腫治療薬ベルケイド――。これらに次期グローバル戦略製品で、日本では今夏に承認申請したイキサゾミブが17年中に加わる見込み。

■がん担当MRの評価に数値目標 患者貢献の指標として

事業部のがん担当MR(以下、MR)といえども、その評価は「行動」だけでなく「売上」も対象となる。評価の中で「売上」の占める割合は、役職などによるが、4~6割に設定しているという。この理由について三好事業部長は、「我々の仕事は“頑張った”だけでは患者さんを助けられたかどうかわからない。患者さんが生きた証は、いまは売上でしか表現できないと考えている」と述べ、MRによる患者貢献の指標として一定の数値目標が必要との認識を示した。

売上達成ありきのMR活動が発覚した場合は、「当社を去ってもらうという強いメッセージを送っている」と強調。その上でMRの仕事は、承認された範囲内において、医薬品を最適な患者に適正使用してもらうことを推進し、副作用が確認されたら報告し、これを解決するための方法を医師に提案することだと指摘した。

売上目標に未達でもその追及はしない。ただ、MR評価のもうひとつの柱にしている「行動」を追求するという。例えば、医師の治療方針を理解しているかどうかが行動評価の項目のひとつで、そのねらいは「当社製品を最適な患者さんに役立ててもらうには、医師の治療方針や思考を理解する必要があるため」としている。

■MSLがアンメット・メディカルニーズを把握 「将来につなげる」

事業部にはMSL(メディカルサイエンスリエゾン)も配置している。MSLに期待している役割は大きく3つあり、▽医療現場のアンメット・メディカルニーズを把握・理解し、その内容を研究開発部門に伝え、将来につなげる▽既収載品の隠れたポテンシャルを発掘し、臨床試験等を通じてデータ構築や効能追加などを実現する▽医師の持つアイディアを医師主導臨床試験としてサポートする――ということ。

三好事業部長は「MSLにはKOLに会って様々なニーズを把握・理解する役割を担わせている」とし、「MSLは様々な可能性を医学的・科学的に証明するための仕事をしており、ビジネスに関わることはない」と述べた。

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