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がん死亡率の減少傾向続く 米NCI報告書

公開日時 2017/04/19 03:50

米国立がん研究所(NCI)が3月31日発表した年次報告書によると、がん死亡率の減少傾向が持続していることが分かった。「米国のがんの状況 1975-2014」(The Nation on the Status of Cancer)と題された年次報告書は、がんの罹患状況やがん種別の死亡率、年次推移などをまとめたもの。

報告書によると、2010~14年の間に男性では、16種のがんのうち11種(肺、大腸および前立腺がん含む)で、また女性では18種のがんのうち13種(肺、大腸及び乳がん含む)で死亡率が低下した。一方、男性では、肝がん、膵がんおよび脳腫瘍で、女性では肝がん及び子宮がんで死亡率が上昇した。

がん全体の罹患率は1999~2013年までの間では、男性では減少しているが、女性では横ばいであることが分かった。2006~12年の間で、最も5年生存率が低かったのは、膵がんで8.5%、肝がん18.1%、肺がん18.7%、食道がん20.5%、胃がん31.1%、脳腫瘍35%の順となった。一方、5年生存率が高かったのは、前立腺がん99.3%、甲状腺がん98.3%、黒色腫93.2%、乳がん90.8%となった。

米国がん学会のArmedin Jemel博士(報告書筆頭著者)は、「死亡率の傾向はがん治療における進歩を評価するために最も普通に使われている手法だが、生存率もまたがんアウトカム改善における進歩を評価する重要な手法である」とこれら疫学データの重要性を強調した。

北米がん中央登録協会(NAACCR)のBetsy A Kohler専務理事は、「米国でがん全体による死亡率が低下し続けていることは歓迎すべきニュースだ。このことは、予防、早期発見および治療の改善を反映しているもの」と評価したうえで、「しかし、本報告書は、我々にこの進歩は一部のがんに限られていること、そして、我々に予防、早期発見および治療の新戦略を見つける努力をさせようとしている」とさらなるがん撲滅への取り組みが必要なことを訴えた。

報告書作成には、米国がん学会(ACS)、米国疾病管理予防センター(CDC)、北米がん中央登録協会(NAACCR)がNCIに協力した。

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