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NBI SGLT2阻害薬ジャディアンスとDPP-4阻害薬トラゼンタの配合剤を国内申請 リリーと共同販促

公開日時 2017/10/04 03:50

日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)と日本イーライリリーは10月3日、SGLT2阻害薬ジャディアンス錠(一般名:エンパグリフロジン)とDPP-4阻害薬トラゼンタ錠(同リナグリプチン)との配合薬について、NBIが「2型糖尿病」を適応症に日本で承認申請したと発表した。申請日は開示していない。承認取得後は、単剤と同様、配合剤もNBIが販売し、両社で共同販促する。

申請した配合剤の規格数や含有成分量は開示していない。

ジャディアンス、トラゼンタとも、単剤は1日1回経口投与で用いる。ジャディアンスはSGLT2を阻害することで腎臓でのブドウ糖再取り込みを抑制し、インスリン分泌能の低下やインスリン抵抗性とは独立して過剰なグルコースを尿中に排泄させることで血糖を低下させる。トラゼンタはDPP-4を阻害することによりインスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することで、血糖を低下させる。

両社は、「これら異なる作用機序の2成分を配合し1剤とすることで、患者さんの服薬負担を軽減し、アドヒアランスを高め、より良好な血糖コントロールが得られることが期待されている」としている。

SGLT2阻害薬とDPP-4阻害薬との配合薬は、カナグリフロジンとテネリグリプチンを含有するカナリア配合錠(製造販売元:田辺三菱製薬、販売元:第一三共)が今年9月7日に発売されている。また、MSDとアステラス製薬は今年5月に、イプラグリフロジンとシタグリプチンを含有する配合薬をMSDが国内申請したことを発表している。

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