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MS疾患修飾治療薬 医療費節減に貢献:米コホート研究

公開日時 2017/11/08 03:50

多発性硬化症(MS)に対する疾患修飾薬(DMT)は、医療資源の有効活用を示すとともに再発率を低下させるということがレトロスペクティブなコホート研究で示されたことが分かったとPhRMA(米国研究製薬工業協会)が10月24日に発表した。

PhRMAが紹介したコホート研究は、米リバーサイド・メソジスト病院オハイオ・ヘルス・多発性硬化症センター(オハイオ州コロンバス)のJacquiline Nicholas博士のチームおよび米バイオジェン社の研究者による共同研究で、2012年から2015年のTruven MarketScan Commercial Calimsという保険請求データベースに基づいて、MSに対するフマル酸ジメチル(DMF)、インターフェロンβ(IFN-β)、グラチラマー、テリフルノミド、フィンゴモリドを含むDMT治療を行った患者について、DMT治療開始前と後における入院、救急救命室および救急外来(ER外来)の利用など医療資源の活用状況を調べた。医療費については、DMT治療開始前の1年とその後1年を比較した。

同調査結果の主な知見は以下の通り。DMT治療開始により、MSによる入院を10%減少、ER外来を12.6%減少させた。いずれも有意差を示した。DMT治療開始前後の医療費の比較では、非薬物療法では開始前と比べ5761ドル、入院費では1082ドル、ER外来では499ドル、外来診療サービスでは4395ドル、それぞれ削減できたとしている。再発率は、開示されている保険請求データの分析などに基づき、入院、ER外来などが減少を示したことで、再発率が減少したとしている。

なお、米国では、57万人以上がMSに罹患し、そのうち約85%は再発寛解型MSだという。

PhRMAは、同調査結果について、「研究結果は、これらイノバティブな治療法がMS患者およびヘルスケアシステム全体に与える有益なインパクトに焦点を当てたもの」と評価した。PhRMAとして同結果を発表した理由については何らの言及もないが、MS疾患修飾薬による医療経済的貢献が優れていることを改めて訴えたかったものと見られる。

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