皮膚のターンオーバーが異常となる乾癬は、尋常性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、関節症性乾癬に分類される。このうち最も患者が多いのが、乾癬全体の８～９割を占める尋常性乾癬である。現在の主たる治療法は外用薬のステロイドやビタミンD3、内服薬の角化症治療薬や免疫抑制薬、紫外線療法である。これでも効果が不十分な場合は生物学的製剤が用いられる。生物学的製剤は現在６製剤あるが、今回はこのうち最新のヒト化抗ヒトインターロイキン17A（IL-17A）モノクローナル抗体のトルツ皮下注の臨床評価を調査した。医師コメントの一覧は以下の関連ファイルからダウンロードできます。調査はケアネットの協力を得て17年10月18日～23日に実施した。同薬を使用したことのある皮膚科医を対象に、処方のきっかけや処方感、同剤の処方方...