国主導の流通改善始動、メーカーに制度改革厳しく、提示価格アップ
公開日時 2018/04/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児単品単価形成・過大な薬価差是正が最大焦点に2017年秋の薬価調査では乖離幅拡大が判明、大幅な薬価切下げが行われた。さらに薬価制度抜本改革が具体化する中での切下げも決まり、厳しい薬価告示がなされた。メーカーは呻吟しつつ卸に提示した原価は各社各様だが、総じて過去にない薬価差を圧縮したものになった。相対的価格アップだ。一方、調剤報酬改定では、門前薬局の点数引下げがなされ、大手調剤チェーンには、容易に取り戻せない厳しい改定となった。川上と川下が制度改革と利益確保に呻吟するなか、4月から流通改善の国主導とガイドラインが動き出した。19年度は消費税改定も予定され、毎年改定は実質、今年からスタートといえる。果たして卸は主体性をもって単品単価交渉と、過大な薬価差是...