新春恒例、消費者向けテクノロジーの最新トレンドを示すCES(Consumer Electronics Show)がラスベガスで開幕した。ファーウェイを筆頭に昨年まで急増していた中国勢の不参加（昨年比20％減）が報じられたが、250万平米を超える会場には昨年を100社上回る4,500社が新製品を展示。全米はもとより世界155カ国以上から集まる参加者は182,000人を超え、今年も全米一の客室数を誇るラスベガスのホテルに入りきれない。4日間の会期をカバーするメディアは6,500だ。

ヘルスケア＆ウェルネスのカテゴリーには117社が展示。このカテゴリーの今年のCES推奨企業6社のうちの１社はオムロンヘルスケアである。推奨理由は2018年12月に絶妙のタイミングで米国FDAの承認を取得した新製品「血圧計内蔵スマートウォッチ」。腕時計で血圧、睡眠、運動等が測定・記録できる。CES初日に合わせて発売されることになっており、すでに巷では話題沸騰だが、展示会開会前日の1月7日、CESのオープニング・キーノートでも取り上げられて紹介され、話題となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=2V1ZbEpnKao

推奨企業6社のうち、もう１社Yo SpermTest/MES, LLCは、男性の精子の状態を家庭で簡単に測定できる小型デバイス（同種のデバイスとしては初めてFDA承認取得）とこれをモニターするモバイル・アプリを提供している。日本のリクルートライフスタイル発の精子セルフチェックサービスSeemの競合でもある。（医療ジャーナリスト　西村由美子）

https://www.yospermtest.com/about-us/