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整形外科領域の治療薬市場 22年に6000億円超え 抗リウマチ薬がけん引 富士経済

公開日時 2019/04/16 03:52

富士経済はこのほど、整形外科領域の治療薬市場が2022年に6000億円を超え、26年に6400億円に迫るとの市場予測をまとめた。高齢化の進展に伴い整形外科の受診患者数の増加が見込まれる一方で、後発品(以下、GE)の市場浸透もある。このため疾患領域別では成長市場と縮小市場に分かれる見通し。関節リウマチ治療薬市場は新薬の登場もあって伸長し続けるが、骨粗鬆症治療薬市場や変形性関節症治療薬はGEの影響で縮小するとしている。

文末の「関連ファイル」に、整形外科領域の治療薬と、このうちの関節リウマチ治療薬の16年~26年の市場規模の推移をまとめた資料を掲載しました(4月16日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

調査方法は同社専門調査員による参入企業や関連企業などへのヒアリングや文献調査などをもとにまとめたもの。調査期間は18年10月~12月。

整形外科領域の治療薬として▽関節リウマチ治療薬▽骨粗鬆症治療薬▽強直性脊髄炎治療薬▽変形性関節症治療薬▽若年性特発性関節炎治療薬――を調査した。

整形外科領域の治療薬市場は、18年(見込)の5650億円から毎年1ケタ台前半の伸び率で推移し、22年には6124億円と6000億円を突破、今回の分析期間の最終年度となる26年には6369億円になると予測した。関節リウマチ治療薬市場は新薬の登場で、若年性特発性関節炎治療薬は難治性疾患に対する生物学的製剤の使用の普及で好調に推移するとした。

■抗リウマチ薬 26年の市場規模は2980億円に

同社によると、関節リウマチ治療薬市場は、治療にパラダイムシフトを起こした生物学的製剤が市場の8割を占める。ただ、生物学的製剤の先駆けのレミケードやエンブレルはバイオシミラーの台頭で縮小している一方で、両剤が効きにくい患者などに対するアクテムラやヒュミラなどが好調なため、市場は拡大している。

免疫抑制剤はGEによって縮小。経口投与のJAK阻害薬は、ファーストインクラスのゼルヤンツが伸長中で、さらに同阻害薬では新薬が相次ぎ登場見込みのため、「市場拡大への寄与が期待される」としている。

この結果、関節リウマチ治療薬市場は、18年(見込)の2663億円から毎年1%~2%程度で成長し続け、26年には2980億円になると予測している。

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