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大鵬・アステックス・MSDの3社 がん領域で戦略的提携契約締結

公開日時 2020/01/07 04:50
大鵬薬品は1月6日、大塚製薬子会社の英アステックス社とMSDとの3社間で、KRASがん遺伝子を含む複数の薬剤ターゲットに対して開発中の低分子阻害薬に関する戦略的提携契約を締結したと発表した。各々の研究開発プログラムにある前臨床段階の候補化合物やそのデータ、専門知識及び技術を共有する。3社の研究力を融合することで、複数のKRAS変異を標的とする創薬プログラムを全世界で加速させる。

大鵬とアステックスはいずれも、大塚ホールディングスのグループ会社として、2015年からオンコロジー領域における共同研究を進めてきた。そのなかで「グローバルでスピーディーに開発を進めていきたい」として、今回、MSDを含めた3社の提携に至った。

契約に基づき、大鵬とアステックスは、MSDから、低分子阻害薬の候補化合物の独占的グローバルライセンスを付与する対価として、契約一時金5000万ドルを受け取る。さらに、前臨床試験、臨床試験、承認、販売マイルストーンの達成に付随し、合計で最大約25億ドル、また売り上げに対する段階的なロイヤルティを受け取る権利も得る。

MSDは研究開発資金を提供し、製品の全世界での商業化を実施する。大鵬は、日本における共同での商業化とともに、東南アジア地域の一部でプロモーションを行う権利を保有する。

KRASは、最も高い頻度で変異がみられるがん遺伝子のひとつ。膵がんのうち約90%、非小細胞肺がん(NSCLC)のうち20%で起こると推測されており、予後不良因子としての報告もある。

大鵬の宇津木照洋常務取締役は、「3社の研究力を融合することで、高度な専門性や研究リソースの活用が可能となり、複数のKRAS変異を標的とする創薬プログラムに関する全世界での研究、開発と商業化を大きく加速することを期待している」とコメント。

MSDの研究開発本部責任者のRoger M. Perlmutter博士は、「各々の低分子候補化合物と業界屈指のがん細胞シグナル伝達における専門性を統合し、最も有望な候補化合物を臨床研究に進めることが可能になる」としている。

アステックスは、米国カリフォルニア州に臨床研究所、英国ケンブリッジに創薬研究所を構えるバイオテックカンパニー。13年10月に大塚製薬が買収したことにより、アステックスは大塚製薬の子会社となった。がん・中枢領域において有望な化合物を創製し、海外では複数の品目が承認されている。

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