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塩野義 新型コロナの簡便・迅速検査キット扱うMBS社と業務提携の協議開始

公開日時 2020/03/18 04:50
塩野義製薬は3月17日、中国企業から簡便な新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検査キットを輸入しているマイクロブラッドサイエンス社(東京都千代田区、大竹圭代表取締役、以下MBS社)との間で、業務提携に向けた協議を開始したと発表した。提携内容の詳細はこれから詰めるが、現時点では塩野義が同検査キットを日本で販売し、塩野義MRが情報提供・収集活動を行う方向で協議している。

MBS社は、中国のヴァゼムバイオテック社(Vazyme Biotech)から同検査キットを輸入している。同検査キットは新型コロナウイルス感染の初期に体内で産生されるIgM抗体と、IgMより若干遅れて産生・増加するIgG抗体の両方を一挙に免疫クロマト法(金コロイド法)で測定することを基本原理としている。一滴の血液検体により、10 分で検査結果が得られる。ヴァゼム社の中国国内の臨床試験データによると、同検査キットの感度は94%、特異度は97%。

塩野義によると、中国では近々に体外診断薬として承認される予定。日本では、MBS社で医学顧問を務める相川直樹・慶應義塾大学名誉教授らと協議を重ねながら、舘田一博・東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授のもとで日本での検査が試験的に進められ、データが収集されている。MBS社は本誌取材に、開発スケジュールは開示していないと答えた。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と確定する診断法は、鼻腔や咽頭から採取した検体からウイルスの核酸を検出するPCR法が用いられている。専用測定機が必要で、検査結果が得られるまで比較的長時間を要するなど簡便性や迅速性に課題はあるが、COVID-19患者確定には必須の検査法となっている。

塩野義によると、MBS社が輸入する簡便な検査キットは、▽PCR検査前のスクリーニング検査として用いる▽亜急性期や回復期のCOVID-19患者の免疫獲得状態の把握に用いる――といった使用が想定されるという。このうちスクリーニング検査は、例えば空港や港で検疫官(医師)の判断の下で行う入国者の検査や、COVID-19患者が勤務または登校していた事業所や学校での接触者の検査といったシーンが考えられるとしている。
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