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MSDのB肝ワクチン・ヘプタバックス 7月末にも供給再開 厚労省が事務連絡

公開日時 2020/04/06 04:50
厚労省健康局健康課は4月2日、MSDのB型肝炎ワクチン・ヘプタバックス-Ⅱ水性懸濁注シリンジ0.25mLの供給が7月末にも再開される見通しであるとの事務連絡を発出した。

7月から9月にかけて、45万本が医薬品卸に供給される見込み。ヘプタバックスは、原液製造の上流工程で断続的に規格を満たせないケースが明らかとなったことを受け、製造が中止。19年11月以降、供給が一時的に停止されていた。供給再開時期をめぐり、当初MSDは20年半ばとしていたが、厚労省の前倒しの要請を受け、7月の供給再開が決定されたという経緯がある。

B型肝炎ワクチンは19年11月以降、KMバイオロジクス社のビームゲン注0.5mLのみが供給される状態が続いている。このため、厚労省は改めて、医薬品卸には取引実績などで不利がないよう求め、医療機関には必要量に見合った購入を要請するよう、周知した。

また、供給量の試算を示し、「ビームゲン注 0.5mLを効率的に活用し、需要に大きな変動がなければ、B肝ワクチンが不足する懸念はない」と強調。「引き続き、ビームゲン注 0.5mLを可能な限り2回使用していただく必要がある」と呼びかけた。なお、ビームゲン注 0.5mLを全て0.25mL用と仮定して2回使用した場合の換算値は18年で最大401万回接種相当、19年は最大465万回接種相当、20年は最大590万回接種相当との見通しを示している。


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