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FoundationOneリムパーザのHRR関連遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するコンパニオン診断機能追加を申請

公開日時 2020/06/08 04:49
中外製薬は6月5日、遺伝子変異解析プログラム・FoundationOne CDx がんゲノムプロファイルについて、PARP阻害剤・リムパーザ (一般名:オラパリブ)の相同組換え修復(HRR)関連遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対するコンパニオン診断機能を追加する一変更申請を行った。同剤のHRR関連遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんの適応追加は現在、承認申請中。

今回の申請は、同プログラムによって複数のHRR関連遺伝子変異を同時検出することで、リムパーザのエンザルタミドまたはアビラテロンによる前治療後に進行したHRR関連遺伝子変異陽性 mCRPCに対する適応判定の補助を行うためのもの。

同社の奥田修代表取締役社長COOは、「HRRに関連する複数の遺伝子が同定されている。患者の遺伝子変異の状況を包括的に把握可能な FoundationOneが、オラパリブの適応判定補助に有用なツールとして貢献できると信じている」とコメントしている。

同プログラムは固形がんに関連する324の関連遺伝子の変異状況を一括して把握できるだけでなく、抗がん剤のコンパニオン診断の役割も果たすのが特徴。2つの機能を併せ持った国内初のがん遺伝子パネル検査として、18年12月に薬事承認を取得し、19年6月から販売している。

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