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加齢黄斑変性治療薬・ベオビュに高い効果と患者・介護者の負担の軽減を期待 ノバルティスセミナー

公開日時 2020/08/03 04:49
ノバルティス ファーマは7月30日、ベオビュ硝子体内注射用キットのメディアセミナーを開催した。東京女子医科大学眼科の飯田知弘教授が「加齢黄斑変性治療の課題と新たな選択-気を付けるべき4つの『た』」のテーマで講演。ベオビュ硝子体内注射用キット(一般名・ブロルシズマブ(遺伝子組換え)キット、企業名・ノバルティス ファーマ)について、「ベオビュ硝子体内注射用キットは従来、薬より⻑い12週間隔投与が可能な抗VEGF薬であり、 通院や治療、経済的負担を軽減させることも期待される」と述べた。

ベオビュ硝子体内注射用キットは、中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性を効能・効果として3月25日に製造販売承認を受け、5月25日に販売を開始した。抗⾎管内⽪増殖因⼦(VEGF)薬で、 脈絡膜新⽣⾎管(CNV)の発⽣・伸展を抑制し、日本に多い浸出型加齢黄斑変性の治療に用いられる。抗VEGF治療は、世界的に滲出型加齢黄斑変性に対して第一選択となっている。

抗VEGF薬は眼に注射し、⾎管の成⻑を活性化する物質のVEGFの働きを抑える。 視⼒の維持・改善が期待できるが、複数回の治療が必要となることが課題となっている。

飯田教授は、抗VEGF療法の課題として①⾼い効果へのニーズ②治療や通院、経済的な負担③患者・家族の治療の継続・進⾏性疾患であるということへの理解不⾜-の3点をあげた。抗VEGF薬による治療を受けている、または、過去に受けていた50歳以上の患者または患者の家族の調査(複数回答)では、「症状が悪化し、失明するのではないか」73%、「治療はいつまで続くのか」73%、「⾃⾝の症状がどの程度のものなのか」69%との不安がみられた。4つの「た」としては、①たべもの=抗酸化ビタミンを含む⾷品や、ミネラル、緑⻩⾊野菜を摂取する②たばこ=網膜の細胞に悪影響を与えるため禁煙する③たいよう=⽇光を避ける④たまる⽔=治療によって⻩斑にたまる⽔をなくす-をあげた。
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