中外製薬 骨粗鬆症治療薬・エディロール錠の承認取得 東和薬品が販売・情報活動を実施
公開日時 2022/08/15 19:00
中外製薬と東和薬品は8月15日、中外製薬が骨粗鬆症治療薬・エディロール錠0.5μg、同0.75μg(一般名:エルデカルシトール)の承認を取得したと発表した。エディロールはこれまでソフトカプセルだったが、転がりやすくつかみにくいなどの課題があり、錠剤を開発していた。今回の承認は、49人の健康成人を対象とし、ソフトカプセルと錠剤のエディロールを比較した生物学的同等性試験の結果に基づく。
エディロール錠は、中外製薬が製造販売元としての責任を担い、東和薬品が独占的に販売および情報提供活動を実施する。製造は中外製薬が実施し、東和薬品に供給する。なお、エディロールカプセルの販売体制に変更はなく、今後も中外製薬が販売及び情報提供活動を行う。東和薬品はカプセル剤のAGを販売する。
中外製薬の奥田修社長CEOは、「骨粗鬆症は自覚症状に乏しいことが多く、治療において服薬アドヒアランスが特に重要」とした上で、「エディロール錠の承認により、患者さんのニーズに合わせた剤形選択が可能となる。エディロールをさらに骨粗鬆症治療にお役立ていただくべく、東和薬品と連携していく」とコメント。
東和薬品の吉田逸郎社長は、「エルデカルシトールカプセル「トーワ」(AG)の発売以降も、患者さんのためにより良いものを提供したいという思いが合致し、エディロール錠については弊社で販売および情報提供活動を担うことになった」としている。