MSD 抗PD-1抗体・キイトルーダ 再発・難治性PMBCLの単剤療法を一変申請
公開日時 2022/12/06 04:50
MSDは12月5日、がん免疫療法薬の抗PD-1抗体・キイトルーダ点滴静注について、再発又は難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)の単剤療法を一変申請したと発表した。PMBCLは、希少な、胸腺B細胞由来の進行が速い悪性リンパ腫。非ホジキンリンパ腫の2~4%、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の最大10%を占める。若年成人に多く発症し、診断時の年齢の中央値は35歳とされている。
化学療法による一次治療後も治癒しないPMBCL患者の割合は10~20%。再発患者には、自家造血幹細胞移植が有効な場合があるが、再発・難治性の患者の転帰は不良と報告されている。今回の一変申請は、海外第2相試験(KEYNOTE-170試験)と国内第1相試験(KEYNOTE-A33)の「良好な結果」に基づくものとなる。