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J-TECの白斑治療に用いる自己表皮由来細胞シートなど2製品承認へ 薬食審・再生医療等部会で了承

公開日時 2023/02/14 04:50
厚生労働省の薬食審再生医療等製品・生物由来技術部会は2月13日、ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)の「非外科的治療が無効又は適応とならない白斑」の治療に用いるジャスミン(一般的名称:メラノサイト含有ヒト(自己)表皮由来細胞シート)など2製品の承認可否を審議し、承認を了承した。オーリオンバイオテック・ジャパンの「水疱性角膜症」の治療に用いるビズノバ(同ネルテペンドセル)の承認も了承した。1か月程度で正式承認される。

【審議品目】(カッコ内は一般的名称、申請企業)

ジャスミン(メラノサイト含有ヒト(自己)表皮由来細胞シート、J-TEC)非外科的治療が無効又は適応とならない白斑を効能、効果又は性能とする再生医療等製品。条件及び期限付承認への該当性は「非該当」。再審査期間は8年。

患者自身の皮膚組織を採取し、分離した細胞をメラノサイトが保持されるように培養し、シート状に形成して患者自身に使用する自家培養表皮。メラノサイトの欠失又は減少に起因し、メラノソームやメラニンの生成、表皮細胞への移行など他の機能には異常を来していない白斑のうち、非外科的治療が無効又は適応とならない白斑に対して、表皮層剥削後に適用し、メラノサイトを含む表皮細胞の供給による色素再生を目的とする。

ビズノバ(ネルテペンドセル、オーリオンバイオテック・ジャパン)水疱性角膜症を効能、効果又は性能とする再生医療等製品。条件及び期限付承認への該当性は「非該当」。再審査期間は10年。

ドナーから採取したヒト角膜から分離したヒト角膜由来の角膜内皮細胞を培養して製した成熟分化培養ヒト角膜内皮細胞を構成細胞とする角膜内皮細胞剤を主構成体、灌流液を副構成体とする。
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