ガーダント がん遺伝子パネル検査 HER2遺伝子変異陽性NSCLC患者へのエンハーツ投与で一変承認取得
公開日時 2023/09/07 04:50
ガーダントヘルスジャパンは9月6日、リキッドバイオプシー「Guardant360 CDx がん遺伝子パネル」について、がん化学療法後に増悪したHER2遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対するエンハーツの適応判定補助を目的としたコンパニオン診断として、一変承認を取得したと発表した。エンハーツは第一三共が製造販売している抗HER2抗体薬物複合体。
Guardant360 CDxは血液中の循環腫瘍DNA(ctDNA)を用いて遺伝子変異を検出する次世代シークエンサーをベースとした医療機器プログラム。エンハーツに対する適応判定補助を目的としたコンパニオン診断として2022年8月に米国FDAによって承認された適応が、今回日本においても承認された。
同社のHelmy Eltoukhy会長兼共同CEOは、「日本のがん専門医の先生方は今回の承認により、HER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の再発・進行NSCLCを対象とした初めての承認済み医薬品に対する適応判定を補助する初めての血液ベースのコンパニオン診断を手にした。これは当社の使命である世界的ながんの克服に向けた新たな一歩」とコメントしている。