メドレー 次世代医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」の提供開始 業務効率化と患者体験向上
公開日時 2025/09/09 04:48
メドレーは、次世代医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」のサービス提供を9月1日から開始した。病院、診療所、歯科、調剤薬局など各領域の医療機関が患者・生活者をAI機能でつなぐプラットフォーム。①より良い患者体験、②AI活用、③安心・安全、④オープン連携、⑤リーズナブルーのブランド・プロミスのもと、医療現場における業務効率化と患者体験の向上の実現を目指す。2035年に約1.5兆円に達すると予測される医療AI市場を見据え、生成AIを活用した機能開発に積極的に取り組み、順次提供していく方針だ。
「MEDLEY AI CLOUD」は、レセコンや電子カルテといった基幹システムに加えて、患者の医療体験を向上させるアプリをトータルで提供することで、業務効率化と患者とのつながり強化の双方を支援する。同社は、「MEDLEY AI CLOUD」の実走に際し、調剤領域のプロダクト「MEDIXS(メディクス)」で新たに「AIアシスト機能」を開発した。
◎調剤薬局DX 「AI服薬指導アシスト」、「AI薬歴作成アシスト」の機能追加も
調剤薬局DXをAI活用で、薬剤師業務の課題を解決しながら業務効率化を図り、薬局を利用する患者の利用体験向上を目指す。お薬手帳、薬歴、電子カルテ等の情報をAIが整理して留意事項の抽出をサポートする「AI服薬指導アシスト」や、薬剤師と患者の服薬指導中の会話を音声認識し、生成AIを活用して要約・テキスト化し、SOAP形式での薬歴作成を簡略化する「AI薬歴作成アシスト」などの機能を新たに追加した。
◎かかりつけ薬局支援システム「Pharms(ファームス)」を「MEDIXS」に統合 ブランド一本化
同社は、かかりつけ薬局支援システム「Pharms(ファームス)」を「MEDIXS」に統合し、調剤薬局向けのシステムをMEDIXSブランドに一本化する方針。さらに、「MEDIXS レセコン」と「MEDIXS 在庫管理」の2つのプロダクトについても販売を開始することにしており、中小規模から大手チェーンまであらゆる調剤薬局のDXによる業務効率化をサポートする考えだ。