東和薬品 週2回貼付のアルツハイマー型認知症治療薬・リバスチグミンを承認申請 新薬として
公開日時 2024/06/10 04:48
東和薬品は6月6日、週2回貼付で用いる持続放出性リバスチグミン経皮吸収型製剤について、アルツハイマー型認知症を対象疾患に新薬として承認申請したと発表した。申請区分は新剤形医薬品。同社にとって初めての新薬の申請となる。
本剤は、スイスのルイエ ファーマ社との間で2020年12月に締結された独占的開発・販売契約に基づき準備を進めてきたもの。日本で実施されたアルツハイマー型認知症患者を対象とした第3相臨床試験の中間解析結果で主要評価項目を達成したことから、今回の申請に至った。
アルツハイマー型認知症治療では、アドヒアランスをより良くするための工夫として口腔内崩壊錠や貼付剤の選択肢があるが、現在は1日1~2回の投薬が必要になっている。同社は、週2回の貼付とすることで、「患者及びケアを担う家族や介護者の精神的及び身体的負担を軽減することが期待される」としている。