第一三共 メキシコとコロンビアに新会社設立 がん製品の事業強化 ブラジル含めて中南米の6割をカバー
公開日時 2024/08/22 04:51
第一三共は8月21日、メキシコとコロンビアに新会社を設立したと発表した。メキシコの新会社は、「第一三共メキシコ S.A. de C.V.」で8月2日設立。コロンビアの新会社は、「第一三共コロンビアS A S」で6月27日に設立している。同社は主力のエンハーツなど、がん製品を中心とした新製品のグローバル事業展開における基盤を一層強化したい考えだ。
同社による中南米拠点の設置は、ブラジルに続くもの。約6億4000万人を有する中南米の60%を超える医療マーケットをカバーすることになる。なお、メキシコの新会社は、現地会社法により株主は2者以上であることが必要とされるため、第一三共が4万9999株、第一三共ビジネスアソシエが1株を保有する。コロンビアの新会社は第一三共が株式を100%保有する。新会社の事業内容はともに、医薬品の開発、マーケティングおよび販売。