中外製薬は8月6日、年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）が採用するESG指数すべての構成銘柄に継続選定されたと発表した。ESG指数は、ESG（環境・社会・ガバナンス）に配慮した国内株式を対象に指定されているもの。また、同社は世界的なESG指数である「FTSE4Good Index Series」にも23年連続で選出されている。

同社が構成銘柄として継続して選定されたのは６つのESG指数。具体的には、①環境・社会・ガバナンスの対応などを評価する「FTSE Blossom Japan Index」、②環境負荷や気候変動リスクへのマネジメントなどを評価する「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」、③ESG評価の高い銘柄を選定する「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」、④業種ごとに性別多様性に優れた銘柄を選別する「MSCI日本株女性活躍指数」、⑤ジェンダー・ダイバーシティの取り組みなどを評価する「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index」、⑥環境情報の開示状況などを評価する「S&P/JPX カーボン・エフィシエント指数」―。いずれも運用開始当初からの継続選定となった。また、FTSE4Good Index Seriesには2003年から連続で選定されている。

同社では経営基本方針として「当社と社会の共有価値の創造」を掲げ、「患者中心の高
度で持続可能な医療の実現」を目指している。同社は、「今後もステークホルダーの皆さまとの対話を重ねながら、事業活動を通じて持続可能な社会の発展に貢献していく」とコメントしている。