眼科用VEGF阻害剤アイリーア8mg 処方増意向は8割超
第一選択意向は3分の1 投与間隔を維持できる患者像の周知を
公開日時 2025/09/01 00:00
2024年4月に発売されたアイリーア8mg硝子体内注射液114.3mg/mL(一般名:アフリベルセプト)は中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性(nAMD)および糖尿病黄斑浮腫(DME)の適応を有する眼科用VEGF阻害剤。先行してアイリーア40mg/mL(2mg製剤)が臨床現場で使用されてきたが、8mg製剤は投与間隔を延長させる目的で開発された高濃度製剤である。用法用量は8mgを4週ごとに1回、連続3回(導入期)硝子体内に投与するが、症状により回数を適宜減じる。その後の維持期には16週ごとに1回、硝子体内に投与する。なお、症状により投与期間を適宜調節するが8週以上は間隔をあけなければならない。承認の基となったnAMDを対象としたPULSAR試験、およびDMEを対象としたPHOTON試験では...