アクーゴの一変承認と出荷制限に係る承認条件変更の可否を審議へ 10月16日の再生医療等製品部会で
公開日時 2025/10/03 04:50
厚生労働省は10月16日に薬事審・再生医療等製品・生物由来技術部会を開催し、サンバイオの再生細胞薬・アクーゴ脳内移植用注(一般名:バンデフィテムセル、開発コード:SB623)の一変承認と承認条件変更の可否を審議する。承認されると、承認条件の一部である出荷制限に関する内容が変更され、同剤の出荷が可能となる。
サンバイオは6月12日付で一変申請を行った。そして6月25日に、「当該申請を行ったことにより、承認取得までのプロセスがより明確に見通せる状況になった」とし、「当局の審査・部会を経て、2026年1月期下半期(25年8月~26年1月)に承認取得となることを想定する」と発表した。
アクーゴは24年7月31日に、「外傷性脳損傷に伴う慢性期の運動麻痺の改善」を効能・効果として条件及び期限付き製造販売承認を取得した。その際の承認条件のひとつとして、「本品の製造実績が限られていることを踏まえ、あらかじめ定めた計画に基づき、本品の品質に関する情報を速やかに収集するとともに、治験製品と本品との品質の同等性/同質性を評価し、結果を報告すること。また、当該結果を踏まえ、必要な承認事項一部変更承認申請を行うとともに、当該申請が承認されるまでの間、本品の出荷を行わないこと」が課された。