バイエル薬品と筑波大附属病院 心不全の早期発見・患者紹介促進で共同事業を開始
公開日時 2026/01/09 04:50
バイエル薬品と筑波大学附属病院は1月7日、心不全の早期発見や心不全患者が適切なタイミングに専門医の治療が受けられる体制の強化を目的として、共同事業を開始すると発表した。今回の取組みによる心不全の重症化予防と予後の改善を通じて、茨城県民の健康寿命の延伸への寄与を目指す。
共同事業では、心不全を早期発見することの重要性について認識を高め、かかりつけ医に心不全の兆候や専門医への紹介基準を普及させる活動に取り組む。筑波大学附属病院茨城県脳卒中・心臓病等総合支援センターが地域医療機関にアンケート調査を行い、かかりつけ医から専門医への患者紹介や医療機関同士の連携における課題を可視化するほか、患者向けの心不全啓発ポスター、心不全チェックリスト、かかりつけ医向けの専門医への患者紹介基準などの資材を作成し、配布する。
同センターの石津智子センター部長(循環器内科長、筑波大学医学医療系循環器内科教授)は、「心不全は早期診断と原因治療が重要だが、現状では重症化してから発見される例が多く、生活の質の低下や健康寿命の短縮を招いている。本事業を通じて血液検査のBNP/NTproBNPを適切に活用し、かかりつけ医と専門医療機関が連携して早期診断と治療に結びつけたい」とコメントしている。
バイエル薬品の早崎剛典・製品戦略本部長兼アクセス&パイプライン戦略推進部長は、「バイエル薬品は地域の先生方と協働し、検査や診療体制の整備を進めることで、患者さんがより早期に適切な医療を受けられる社会の実現を目指して活動している」と話している。