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がん研究会とSB TEMPUS 医師と患者の会話をAIで要約・構造化 電子カルテ記録のサマリを自動生成

公開日時 2026/02/17 04:51
公益財団法人がん研究会とSB TEMPUSは2月16日、がん診療領域において生成AI等を活用した医療業務支援ツールに関する共同研究を開始すると発表した。診察室における医師と患者の会話を生成AIで要約・構造化し、電子カルテ記録のためのサマリを自動生成する。医師の記録業務負担を軽減し、患者との対話に集中できる診療環境の実現を支援する。また、AIが構造化した診療データを活用することで、医療の均質化や診療支援の高度化に貢献したい考え。

SB TEMPUSは、ソフトバンクグループと米・Tempus AI, Inc.の合弁会社。今回の共同研究では、がん診療領域における電子カルテの記録業務の効率化と記録精度の向上を目的としたもの。実施期間は26年2月から27年3月まで。がん研有明病院において、診察室における医師と患者の会話を生成AIで要約・構造化し、電子カルテへの記録のサマリを自動生成することで、この仕組みが医療現場で有効に機能するかどうかを評価し、検証する。

なお、癌研究会は会話内容の収録と活用に際し、事前に患者から同意を取得する。また、得られたデータは病院内で厳重に保管し、法令、ガイドライン等の各種規制を遵守する方針。共同研究ではソフトバンクロボティクスが医療業務支援ツールのプロトタイプの設計・開発、検証を行う。

がん研有明病院の佐野武病院長は、「今回の共同研究では電子カルテの記録業務に生成AIを活用し、医師の記録負担を大幅に軽減することを目指す。これにより医師がより患者さんとの対話や診察に集中できる診療環境を実現できると期待している」と強調。「革新的な技術を医療現場で安全かつ有効に機能させ、医療の質の均質化と高度化に貢献したい」と意欲を示した。

SB TEMPUSの松井健太郎代表取締役社長兼CEOは、「正確かつ構造的に対話内容を記録し、医療データとして活用できるようになれば、医療現場の負担軽減につながる。共同研究を通じ、医療現場におけるAI活⽤の可能性を追求することで日本の医療のさらなる発展に貢献したい」と述べた。

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